社内改善をコンサル企業に依頼する中小企業を見て感じたこと

お役立ち情報

会社は、社員がより働きやすい環境をつくり、より将来に向けた明確な道を示すことで、更に働きやすくなり、より会社に愛着を持ち頑張ろうと思えるようにと社内改善を測ることはとても良いことです。

社内改善プロジェクトは経営者自ら発足すべし

中小企業がコンサルティング会社を利用し、社内の課題を見える化し、社内改善を試むことはとても素晴らしいことです。

先人の作られた会社の風土を良くも悪くも変えてしまう恐れがありながら、挑戦することは並大抵な思いでは出来ないことだと思います。

だからこそ、組織の代表者が先導し、意識の高いプロジェクトメンバーとタッグを組み第三者であるコンサルティング会社を利用することは理解できますし本気度をうかがえます。

プロジェクトメンバー社員とメンバーではない社員の意識は異なる

しかし、プロジェクトを進めようとしているプロジェクトメンバーと、はたから見ている人たちのギャップはどうなのでしょうか。

こういった社内改善、業務改善という事柄は、対人間との関わりであり、答えも一つになることはないので、プロジェクトメンバーは、考えることも悩むこともあり業務量は多いです。

時間もそれなりに取られ、本業に支障をきたす場合もあると思います。

それでも同じ志をもったメンバーと、組織の代表者が参画しているプロジェクトとなると、雲の上の存在である社長を身近に感じられ、コミュニケーションも測れ、他の人に比べれば評価されやすいと考えられるため、モチベーションは上がるものと思われます。

逆にはたから見ている人たちは、プロジェクトメンバーのようにモチベーションが高いわけではなく、忙しいときに呑気だななんて、アンケートなんぞ取ったときには、「なんでこんなことするのかな?楽しそうだね、そして暇なのかな?」と思ったりもします。

そこは人それぞれの心境により捉え方が変わるので仕方ないのかなと思うところであります。

見える化できない業務の評価の難しさ

過去を振り返ってみると、私がやっていた新規事業もはたから見ると業務改善プロジェクトと同じように思われていたかもしれない。

本人はやる気になって、一生懸命尽力していても、周りには努力は伝わらないし、理解してもらえない。

「なにやっている気になっているの?頑張っていると思っているのは自分たちだけですよ!」と言われたこともありました。

要するに成果が見える化できない事柄は評価してもらいづらいと改めて思うのです。そういった数値化しづらいからこそコンサルティング会社が存在するのだと思いますが、、、。

そんなコンサルティング会社の思惑はさて置いておいて。

本当にその改善方法で合っていますか?

社内改善を試みて数年が経ち、更に良くしようと成長しようと活動していることについて、プロジェクトを進めている人と、はたから見ている人のギャップってどこまであるのだろうと単純に思いました。

会社が問題の大小に関わらず一人ひとりが改善意識を持ち、 解決するために個人でも組織でも自然に取り組んでいる状態を望むとするならば、本当の根本の原因を突き止めたということなのでしょうか。

コンサルティングでは、どこまで本質を掴めるのでしょうか。

根本の原因が依頼主にあったとしても、きっとコンサルティング会社はそれを指摘しないと思います。

それで、社内改善ができるのでしょうか。いくらお金をかけても難しいと思います。

根本の原因は社員が知っている。だけど言えない

根本的な原因が依頼主にあったとして、きっとそれをプロジェクトに参加している人は分かっているはずであって、おそらく全社員分かっていると思いますが、そこに蓋をしてしまっていると私は思います。

結局、雇われのみなので、依頼主に歯向かうことなど、一社員はできないのです。

たとえそれが、ほかの社員を裏切る行為だったとしても、それは、逃れられないものです。

見えないところでのパワハラは、いまでも続いていますし・・・。

さいごに

社内改善とは、素晴らしい言葉に思えますが、本当は難しくて、数値ではなく、人の感情なので上手く評価がしづらいと思います。

本当に社内改善を望んでいる社員も実際存在すると思います。

万人に理解は求められないし、課題を解決することもできないと思いますが、本当に困っていて、声に出して言うことができない人を救ってもらえるプロジェクトになってもらえればと強く願いします。

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