ママはしくじり管理職!手離したら見え手に入れた物。悩み

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当たり前と思っていたことは、当たり前ではなかった。

何かを手に入れたような気持ちでいたが、手に入れたわけでは無かった。

すべては他人の力であって自分の力ではなかった。

追い求めたものとは

そんな夢物語を経験したからこそ今の自分だいるわけだが、人というのは、なんて欲深いものなのだろう。

あの頃は、「理想の姿」を作り上げ、「できる女」という仮面を着け、間違った「あるべき姿」を追い求めすぎたのかもしれない。

・女性管理職として、世の中の見本になる。
・中小企業でも働くママの、特にキャリアアップを望んでいる人たちの希望になる。
・時短でも管理職になれる実績を作る。
・保育園ではなく幼稚園教育でも社員で居られる仕組みを作る。
・子供の病気で休むことになっても、周りがフォローし合い、分かち合うことが当たり前な組織になる。
・社員同士分かち合うことで一体感が生まれお互いを高め合う。

そんな組織を作りたかった。それだけだった。そして、その組織を統率する女性管理職で居たかった。

全てを失った

私の会社ではなかったけれど、女性にとって働きやすい輝ける組織を作りたかった。

そのために外見も内面も完璧になろうと思った。外見はそれなりに気を使い、内面は強く大きな存在であろうとした。

そんな中、グループ全体の組織変更により、吸収合併により私の夢は儚く消えていくことになる。

人も、お金も、家も、心の豊かさも消えた。当たり前にあったものが、一つ、一つ消えていく。

プラス思考の私もさすがに参った。今までの生活がガラッと変わった。

時間も拘束されるようになり、自由が利かなくなった。タクシーも止めた。外食も止めた。

しかし、新しい生活は至って普通のことで、今までの生活が特別だったと気付くのに、そう時間はかからなかった。

働き方も変わった。今まで直属の上司は社長だったが、私の仕事は、部下に任せることになり、私は降格した。

今までは10個でも100個でも1,000個でも自分が望めば思うように仕事ができた。

それが、1個も仕事が回ってこないこともあった。ただ居るだけの、とっても惨めな思いをした。

取り戻した自分

今までは形だけの美しさに捕われていたが、やっと等身大の自分に戻れた気がする。

見るものが新鮮に見えた。

当たり前の景色が色々な顔を持っていることに気付いたり、ほんの些細な優しさに心がジーンときたり、今の自分と向き合って、「じゃあ将来をどうする?」と真剣に考えられるようになった。

今までは「なんとかなるだろう」だったが、「これやる」「あれやる」と少しずつだが成長していけるようになった。

自己投資をするようになった。今までの自己投資は、見かけに対する投資だった。

ブランドのバッグや時計や財布などにお金を使っていた。

それが、自分の力で目標を達成するためのコトに投資をするようになった。

結果は直ぐ手に入るものではない。コツコツ地道に進めていくもの。ひたすらしぶとくやり続けるもの。

三か月後の自分を、半年後の自分を、一年後の自分を今よりもっと、過去よりもっと輝くために今を努力することにした。

絶対に手に入れてみせる。この目標は必ず達成してみせる。

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